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あるよねー

いるよねー


結論からいうと

指名を取るために
好かれる必要って
無い

会話が無くても
タイプじゃ無くても
指名されるお客様

なぜなの?


彼らが
必要としてるものを
持っているな
と私たちに
感じた瞬間

付加価値は生まれる

他の子じゃ無理

キャバクラ
始めた時最初は
恋させようと
必死だった


指名って
そうゆう感じな
イメージが
あったのだ


◯◯ちゃん命!

みたいな


しかし

蓋を開ければ
外には家庭があり

1番だと言うのは
会っている時
だけで

一歩店の
外に出れば
誰かの1番なパパや
旦那さんなのだ


いつも
1番大好き!
って言うのを
信じ切っていた
朝比奈は



イベントがあるたび
この現実に
幾度となく
挫折した

家庭の
イベントのが
優先順位が
強いからだ

いくら
バレンタインだろうが
クリスマス
だろうが

どれだけ
営業しても
来て欲しい
イベントには
来てもらえない

2番の存在を
思い知らされる


そんな
指名🟰恋心

としか
認識がなかった時代

やってくる
苦手科目は

"フリー客の
自分に興味を示さない
お客様"であった

いやー


キチィー


話しかけても
無視

名刺は
目線で机に
おいといて
みたいな
流し目


いやー

帰りてぇぇえ

早く黒服さん
チェンジして
くれないかなあ

口からでる
沈黙を必死で
なくそうと
ありきたりな
質問しか
出なかった

しかもさ
ずっと
ぶすっとしてるのよ

悪かったわね
タイプじゃ無くて


そんなある日

気づいたのだ


ブスって顔してる
人を接客してると

こっちまで
ひくつになるんだ


めちゃくちゃ
病むのよ!私🤣


あ、
もってかれるんだ

長々と
思い出話しても
仕方ないから
完結に言うと


こっちが
ずっと笑顔で
い続ける事

あんまりにも
失礼な感じだったら

最初の3秒くらい
あえて
沈黙を作ってみる



身につけてるもの
表情
何個か系統の
ばらばらな質問を
投げてみて
釣りの餌にひっかかる
みたいに
どこか広がる
自分が知ったかぶり
しない程度に
共通する話題を
褒めを混ぜながら
探していく
好かれようとか
思う前に
相手を観察する
何を欲してるか
観察する
考察する
答えあわせをする

こないだついた
フリーのお客様

60くらいかな?
めちゃくちゃ
はい、
お前ね

みたいな


一瞬で
あー
興味ないか
タイプじゃないね
わかってる
わかってる

ちらっとみたら
名刺が重ねてあった


わたしね
名刺の置き方に
お客様の性格
めちゃくちゃ
出ると思ってて。

わたしがもらったら
重ねずに
横並びにするのよ

重ねるって
名刺って
それぞれに
思いいれがある
大切なものだからさ。

しかもそのお客様
携帯の下に
名刺おいてたの

いやー泣

絶対渡したくない

そう思った朝比奈

だってアレの中に
混ざるんでしょ?

え?

流れ作業みたいに
なるくらいなら
あげたくない
って
思ったから

渡さなかった

"君、名刺か
なんかあるの?"


"あるんですが
そこに
重ねるんですよね?

携帯の下に。

横に置かせて
頂けるなら
出します☺️"

と話した


はあ?

みたいな
顔してたけど

私がだした
両面名刺を見て

あーね、
これはね、うん
そうだね

みたいに
横に
置いてくださった

いつも芋、麦
なんですか?

とか

置いてある
お酒について
話を始め

明日はやいから
あまり飲みたくない
という

飲むのが好きな方
今日は
さくっと
帰りたい方

どんな
風なんだろうって
朝比奈めちゃ
最初から聞いちゃう

だって知らんし。

どうゆうふうに
飲むスタイルか
聞かないで
ばんばか
あほみたいに
乾杯ばっか
言うまえに
目の前の
お客様の人間の
部分や生活習慣

癖、性癖
物の捉え方を
"理解"しないと

そのお客様の色は
見えてこない


ただの
お金持ちか、
お金ない人か

そんな情報しか
頭に見えなくなる

だから
なるべく
考察する

すると
彼は明日
もはや数時間後に
移動があり
上司の誘いで
一件だけ来た様子

最初についた子の
お酒が濃かったため
ずっと
飲みながら
お茶を足し
続けていた

ガタイはとてもよく
肌が焼けていた

体を鍛えているか
スポーツをしているか

運動をしている方は
自分に厳しいが
努力する人には
優しい

媚び売りより
体当たりが
好きなタイプ

本当に好きなものしか
したくないような

とても情のある方だ


だが
まだ朝比奈には
興味ない

それどころか

質問に答えるのが
わずらわしそうにも
見えた

聞くと
キャバクラには
こないらしく

小娘が!
みたいな
感じに
思ってるんだろうな

と感じた


こうゆうタイプは
嫌われる事を
恐れてないし
テンプレが嫌い

いつもぺこぺこ
されてる
多分、社長さん
からなにかで

でも数時間後の
集まりも
友人からの誘いで
でかける

という事は
根は優しい人だ

じゃなきゃ
4時間後に
出かける予定で
眠たいはずなのに
今この場にいる

うん。
さてどうしたものか

目の開きが悪く
終始
疲れている感じで

とてもじゃないが
キャバクラワイワイ
接客は
違う気がした




どうせなら
来て良かった
時間にしたい

気疲れした
ただただ
退屈な時間だった

には
したくなくて



ひょんな会話だ
スポーツ全般は
だいたいやってきた

住んではないが
海外もよく行った

いろいろ多趣味で
フットワークが
軽い方は
鍛えたり
学ぼうとする
姿勢こそ強いが

マッサージしたり
ほぐしたり
自分を癒す方は
後回しに
しがちである


そして
肩が上がらない
肩が最近
痛い
という一言に

少し
触らせていただくと
鉄みたいだった


実は朝比奈
巨乳やんか。

肩こり
昔から重くて
ひどい時は
目が
開けられないほど

そして母は
美容師

毎日シャンプー代で
疲れた体を

たまにマッサージ
したりしていたから

試しにほぐしてみた

うちの母も
鉄みたいに
硬いのだ笑

たぶんこのお客様に
必要なのは
会話じゃなくて

こっちだ

あー、もう
バキバキじゃないか


簡単な
肩揉みである

ほぐしていくと
ジムに行っていた
時の話や

いろいろ
話してくれた

昔マッサージを
教えてもらった
記憶を辿りながら

なんとなくだが
自分も
トレーニング
するタイプ
なので

疲れが
溜まりやすい部分や
剥がしたい
肩甲骨など

5分もないくらい




別にタイプじゃ
無くていいし

ただ

一回肩を
飛んだ時

エロ目線とか
全くなしで

楽になった
と本当に
初めて
目を
合わせてくれたのだ

普段こんな事
やらないし
頼まれても
断る、が

今回はこれが
正解だった

彼の意思でなく
来たキャバクラで
疲れていた

20代ばかり着き
よくわからない
質問ばかりされ

"お客様"って
一人一人
オリジナルだから。


テンプレは
心に響かない



たまたまついた
31歳

年齢で
悩むこともある

場違いだと
自分を責めた日も

ババアじゃねぇか
チェンジ!

なった日もある

むかつくとかない。

お客様の
ニーズに応えること

が一番なのだ

最後はさ

ありがとう
本当に
着いてくれて
良かった

そう
握手してくれたの


ここは
マッサージ屋でも
ない

他人から見たら
何やってんだよって
思われたかもだが

わたしも
接客を、受ける時
"私自身を
見ようとする"

ここを相手の
行動から
感じ取れた人は
絶対忘れない

細胞レベルで
覚えてもらう

自分を認識してもらう
って

変な会話や
どうでもいい
質問は
されればされるほど
自分に
本当は
興味ないんだなって
さみしささえ
感じてしまうものだ

キャバクラ
好きじゃないですよね?


なんて
ヒヤッとする
質問を

あえて
ぶつけてみたり

でも
かならず
お客様が
上である事を
忘れずに
箇所箇所で
立てる事。

おべんちゃらは
いらない。

フリーで
うまくいかない時

自分の好きな人に
気を引くような
どうしたら
心を
開いてくれるか?
わらってもらえるか?

をまず
考えます


好かれるとか
どうせ後から
勝手についてくる

まずは
お客様を
お客様として
ではなく

1人の歴史ある
人間として

見る、知る、感じる


すると
おのずと
これかな?
欲しいのはあれかな?


わかるようになる



わかるっていうと
語弊かもしれない

気づく、だ。

気をお客様に
もっと
持つこと
アンテナを張る事



それでも
合わない時は
合わないし

チェンジの時もある

だからこそ
日頃から
痩せる努力と
美しくなる努力を。


見た目はそれだけ
効力を増す

高いお金を
払ってきて
くださっている
相手への礼儀だろう

お金払って
デブがついた


お金払って
可愛くない子がついた


お金払って
自分への興味より
どうして
指名を取ろうか?
それしか頭に
ないような
接客されたら

どうだろうか?


気に入られ
無くていい

ただ
きて良かったな

他人に
プリティどうだった?
と聞かれた時

おれはタイプじゃ
無かったけど
綺麗な子多くて

接客も良かったよ


ってなった方が
いいじゃんか。

どんなお客様にも
口はついているのだ


そこに気づくと

席であくびは
しなくなるだろうし

沈黙で話せない

ぴえん

って
それ
自分だけが
可愛いだから。


お客様の
幸福度を
増やす努力を。


さわらせて
とか
そんなんは
当たり前に
却下だが、


沈黙が正解な
お席だってある



笑顔は
忘れたらいけないし
テーブルマナーや

ふと見た
携帯の充電や
タバコの残量

気遣えるところは
あるはずだ


失敗は
いまでもするよ

一人一人
みんな違う人間だから

体当たりで
会話していくしかない

そのために
この時はこうだった

ああだった
年齢層はああだった
とか

うまく行った
ケースを
覚えておく事

それが
お客様のためにも
自分を救うことにも
なるのだ

自分がきまづいなんて
どうでもいい

これ絶対。


朝比奈