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Gカップな訳ねぇだろ




そんな風に
言われる事がある


いや

お客様

そんな事言われましても


なんて怯むことはない

作った巨乳が
豊胸したほうが

たぷんたぷん感

あるに決まってんだろが




こちとら
天然100%
である

シリコンも
注射もして無いから

走れば
乳腺が切れ垂れて
小さくなるし

太ればデカくなる

生理前は破裂しそうに
なるし

ダイエットすれば
おっぱいは
元気なくなるのだ


食べたものや
運動量で
変化する
天然おっぱいは


ヤング雑誌に
出てくるような
迫力のある
Gカップではない

漫画で植え付けられた
A◯で
染み込んだ
巨乳像を
頼むから
押し付けてくれるな


右利きです

身長が高いです

長男です

みたいに
生まれて勝手に
大きくなった
この巨乳

私が1番びっくりなのだから
やめて頂きたい

選べないのだ


だが
大事にしたいとも思う

胸のおかげで
嫌な思いもするし

フリーについて
5分くらいしか
席につけないのに
永遠に

え!おっぱいでかいね!
パイズリされてー!

とか

うんちゃらかんちゃら
喋られたら


コミュニケーション
取る前に


りえさん、お願いします

と黒服から
呼ばれてしまう

せめておっぱい
じゃなくて
顔見て話してほしい



いいことばかりじゃない

ただ


ある人が
言っていた

誰しもが持つものじゃ無い
胸を張りなさい
君の美しいラインは
君のたくさん
あるうちの
美しさの一部だ


コンプレックスを
愛する逆の発想である

だから
おっぱいしか
会話しないお客様は
もう日本語って
思わないようにしてる

タガログ語とか
もうそっち。



お客様について
会話しようとしても

彼らからしたら

遊園地にいる
見せ物ゴリラの
ソレなのだ

わ!揺れた!

みたいな笑

指名がほしい
なんとか
単価を上げたい
というキャバ嬢の
思いとは裏腹に

視覚的楽しみの方が
勝ってしまう

それでいいじゃないか

キャバクラだし

お客様からしたら
遊びに来ているのだ

仕事を取りに行こうという
考えは
キャバ嬢側にしか
気持ちはわからない

昼の営業マンに例えると
契約取りに行きたいのに

君顔かっこいいね!
モテたでしょ?
バレンタインのチョコ
最大何個もらった?

みたいな
関係ない話詰めされて

あ、時間だ

我々は次のアポが
あるからこれで
失礼するよ!

君との会話は
楽しかったよ!

先方さんにも
よろしく伝えてね

あれ?
ちなみに今日は
何の話だったのかな?

みたいな。

プレゼンさえ
させてもらえない状態だ

もちろん、
契約をとれないと
ブチギレられるよね🤣


遊びに来る
お客様の認識と

仕事をとりに
来てる認識のホステス


どちらも
間違いではないが

どんなに
プレゼン力があっても
この人から買いたい!

と思わせるものが
なければ

便利な変えの効く
商品はいくらでもある

どうしても
君から買いたい

この関係地を
どう作るかが
鍵だろう

商品を売っているようで

それは実は
何だっていい

お客様に
自身を売るのか

夢を売るのか

一歩踏み出す
勇気を売るのか

かの有名な
勝友美が
こんな言葉を
残している

夢』って
最初に見つけるものではなく
目の前のことに
本気で取り組んだ先にあるもの


シャンパンや
チップ
提供する商品が
変わっても

君から買いたい

そう思わせるホステスに
なる術を
身につけなければならない


まだ綺麗でしょ?


泥水飲んでも
這い上がりたい

なんとかしたい

そんな気持ちで
やらないと

人の気持ちは
動かないし

人間
うっすいんだなって
伝わってしまうものだ

そんな人に

汗水流して
働いたお金

払えますか?



朝比奈